沈金師 春日友子
vol.3 展
出逢いの春から…
vol.3 展
出逢いの春から…
春日友子 沈金作品展
2026年2月28日(土)〜3月28日(土)
Tino/Coda(JR八王子駅南口 徒歩1分)
春日 友子(沈金師)
1978年東京都八王子市生まれ。高校卒業後、石川県立輪島漆芸技術研修所に進学し、在学中に現人間国宝・前史雄氏に師事しました。2008年、地元八王子のギャラリーにて初個展を開催し作家デビューを果たします。
以来、沈金の伝統技法を基盤に独自の現代的表現と精神性を融合させた作品世界を築き、国内外の公募展で多数の受賞・入選歴を持ちます。「作品を見ることで、生きる力を感じてほしい」という想いを込め、伝統工芸に現代の命を吹き込むような作品制作に取り組んでいます。
「命を吹き込むつもりでノミを入れる」
古来の技法である沈金に現代の命を吹き込む――それが創作信条です。制作に向かう際、常に作品が「生きて」いるかのように感じながらノミを振るいます。彫る刹那にも金粉を沈める瞬間にも、作品への祈りと対話を欠かしません。
「作品が生きて、誰かを救う存在になってほしい」――完成した作品がただ美しい工芸品としてではなく、見る人の心の支えとなり、生きる力を与える存在であってほしいという願いを込めて、創作に取り組んでいます。
ロックミュージシャンの肖像を題材に、沈金の技法で描き出した大作です。下絵に3年、彫刻に1年を費やして完成させた渾身の作品で、漆黒の地にプラチナの輝きが精緻なシワや表情を浮かび上がらせています。
第20回記念日本・フランス現代美術世界展 入選
2023年フランス「サロン・ドートンヌ」入選・パリ展示
ミミズク(フクロウ)をモチーフに、自身を見つめ直すようなテーマを持つ作品です。漆塗りのパネルに精緻な羽毛や瞳のラインを沈金で表現し、見る者に強い印象を与えます。
2018年制作の学生時代の作品を発展させたもので、20年の時を経た漆と金銀の風合いが重厚な趣を醸し出しています。2021年「サロン・ドートンヌ」(フランス・パリ)に入選し展示され、海外でも高い評価を得ました。
輪島塗の大皿に鷹の一種であるハリスホーク(鷹・コウくん)を題材とした作品です。若き鷹の翼や鋭い眼光を沈金で表現し、漆黒の空間に金色の生命力が舞うような構図となっています。
第19回日本・フランス現代美術世界展 入選
第51回欧美国際公募フィンランド美術賞展 推薦作品
輪島塗の朱塗大盤(直径45cm超)に約300字にも及ぶ般若心経の全文を沈金で彫り込んだ圧巻の作品です。漆の深紅に浮かぶ経文は、一文字一文字に祈りが込められ、伝統工芸の新たな可能性を示しています。
「300字の経文を彫る作業は楽しささえ感じられた」と本人が語るように、途方もない手間と集中力で完成させました。本作は2022年のパリ国際サロンに出品され工芸部門で優秀賞を受賞しており、春日友子の技術と表現力が国際的にも認められた作品となりました。
沈金師 春日友子 vol.3 展 出逢いの春から…
会期
2026年2月28日(土)〜3月28日(土)
入場料
無料
開場時間
Tino/Codaさんの営業所間に準じます
平日 昼12:00〜18:00(喫茶Coda)
夜18:00〜22:00(Bar Tino)
※日曜定休
会場のTino/Codaは昼は落ち着いた喫茶スペース、夜はバー空間となります。
展覧会期間中は、時間内であれば作品鑑賞いただけますが、時間帯によって雰囲気が異なりますのでお好みの時間にお越しください。
copyright© 沈金師 春日友子 Kasuga Yuko
制作協力: Webサイト制作支援 むすびかなでる 山﨑啓介